うさぎの発情期と聞いてぱっと思い浮かぶでしょうか。発情期にも様々な行動があります。うさぎは割と感情表現が少ない動物として認知されることが多いかもしれません。
今回はうさぎの発情期の行動や上手な接し方、飼育のポイントなどをお伝えします。
うさぎの発情期とは
1.発情が多い動物
うさぎは発情が多い動物として言われています。常備して排卵することが理由の一つされています。 生後数か月後には発情行動が見られるようになります。
2.行動が顕著
人懐っこくなることもあれば、警戒されることもあるため一概には示しにくい部分があります。他の動物と違うこととして、時期が早いことと顕著である点が特徴です。興味深い行動も多く見られます。
オスのうさぎの発情期の3つの特徴
1.甘えん坊になる
いつもにまして足元やそばによりそり、甘えてきます。喉の奥の方から鼻歌か甘え音を出して、飼い主に添います。
2.排泄の特徴
トイレで出来ていたはずなのに失敗をしてしまうことも見られ、遠くまで尿を飛ばす癖を見せます。
3.そわそわが増加する
ケージ内を中心に落ち着きがないことが多いです。食欲が低下する事にも繋がります。怖がりの場合もあれば、闘争心を見せることもあります。
メスのうさぎの発情期の3つの特徴
1.警戒心が強まる
普段は甘えん坊のうさぎが怒りっぽくなることが多いです。プーと声を出して、部屋を守ろうとする習性が見られます。例えば、ケージ内のトイレの移動などもすると起こる仕草を見せます。
2.排泄の特徴
オス同様に失敗してしまうこともしばしばあり、柔らかくて臭いのキツイ便をすることもあります。
3.神経質になる
トイレの砂を掻きだしたり、ケージの隅を掻きだしたりしようとする行為が見られます。その際に、触ると不機嫌になり怒る事もあります。
オスのうさぎの発情期の接し方の2つのポイント
1.清掃面の注意
尿の飛ばしや、ケージがべたべたすることが多いため掃除が大切になります。また汚すからと考え掃除を怠ってしまうと危険です。軽く、除菌水で拭いてあげるようにしましょう。
2.食事の管理
興奮している時間が多いため食事も残しがちで、食べ物の好みにも変化が出てきます。たんぱく質や資質の多いフードを好んで食べることも良く見られます。その選択も飼い主の役目です。
メスのうさぎの発情期の接し方と2つのポイント
1.テリトリーの保護
メスのうさぎは赤ちゃんが埋める身体が整うと守りの行動が増えます。おしっこの臭いはうさぎにとっては大切な匂いで、神聖なことです。
その場所を変えてしまわれることはとても混乱し、起こってしまう原因です。飼い主はそれを尊重し、静かに掃除をしてあげましょう。
2.過剰なスキンシップの注意
発情期のメスは偽妊娠があります。例えば、お尻をなでるだけでうさぎが偽妊娠を起こしてしまい却って苦しくなってしまうこともありえます。
見守ると共に助けたくなる飼い主の気持ちも大 切ですが、そっと見守る姿勢も必要になっていきます。
うさぎの発情期で3つの避けるべきこと
1.頭ごなしに怒らない
人間と同様にうさぎもその時期というものは存在します。機嫌が良い日も悪い日もあります。 基本的に甘えてくることは変わりません。
それをしつけと虐待を判別できずに一方的に怒ることは飼い主の注意点と言えます。
2.清掃と衛生面の管理
オスもメスも共通ですが、尿や便の失敗が増えて飼い主も大変になります。確かにマーキングやテリトリーの意味で、排泄物はうさぎにとっては大切なものではあります。
しかし、そのままにしておくと病原菌も出て、飼い主も含めて悪影響になります。こまめに掃除をしましょう。
3.病気の傾向
発情期はストレスも重なります。一時的なものもあれば、重大な疾患に繋がることも考えられます。うさぎの様子をこまめに見ながら、体調管理をします。
異変が起きてもそのままにしておくことは辞めましょう。
うさぎの発情期への飼い主の2つの心構え
1.発情期への知識
うさぎを飼う上で、まずは発情期がしっかりとあることを理解しておく必要があります。そして、うさぎにも様々な性格があるように現れ方はまちまちです。
軽度から激しい場合まであり得るのです。どのような場合でも理解を持ってしっかりと受け止めていかなければなりません。
2.獣医との連携
発情期には病気になる可能性は高くあります。緊急で体調が悪くなってしまい診察が必要となった際に、宛てがないようでは命に関わってしまいます。
しっかりと診察の場所を確保しておくことも飼い主の心構えになります。慌てる前に行いましょう。
今回のまとめ
うさぎの発情期とは
オスのうさぎの発情期の3つの特徴
メスのうさぎの発情期の3つの特徴
オスのうさぎの発情期の接し方の2つのポイント
メスのうさぎの発情期の接し方と2つのポイント
うさぎの発情期で3つの避けるべきこと
うさぎの発情期への飼い主の2つの心構え