可愛い手が特徴のウーパールーパーの寿命は、飼育した場合は「5〜8年」と寿命が短いと言われています。色々と謎が深い生き物ですが、健康寿命のコツが解れば、長生きしてくれる場合もあるのです。
そこで今回は、ウーパールーパーの
寿命と、健康寿命のコツなどをご紹介したいと思います。
ウーパールーパーの紹介
1.原産地
ウーパールーパーは、「アホロートル、メキシコサラマンダー」と言う別の名前をもっており、名前の通り「メキシコ」が原産地の両生類です。
2.平均体長
ウーパールーパーの平均体長は、オスで25センチ程になり、メスで21センチ程になり、大人になると45センチ程の水槽が必要になります。
3.日本で飼育されている数
日本ではペットとして人気が高く、飼育している方が数多くいます。
4.名前の由来
「ウーパールーパー」とは、日本人がつけた「商品名」であり、実名は「アホロートル」という名前です。
本当は、「スーパールーパー」と名付けるはずでしたが、頭に「スーパー」という名前のものが多いため「ウーパー」にしたそうです。実は、「ウーパールーパー」と呼んでいるのは、日本だけなのです。
5.歴史
現在のウーパールーパーは、33匹の「1894年」にメキシコからパリへ送られ、140年の間に世界中に広まったと言われています。
ウーパールーパーには、黒や白などの様々な色の種類がいます。現在のメキシコ市にあった古代湖に生息していましたが、その湖は枯れてしまい、市内のソチミルコにある運河で生き延びました。しかし、現在の野生のウーパールーパーは絶滅の危機に迫っています。
6.気を付ける病気
気を付けたい病気は主に、「腹水症(お腹が膨らむ病気)」、「ぷかぷか病(体が浮かんで水底に戻れなくなる病気)」、「水カビ病(体にカビのような白いものが出てくる病気)」などがあります。
ウーパールーパーの特徴と4つの種類
1.性格
ウーパールーパーには様々な種類がいますが、性格はどの子も似たようで「おっとり」しています。動きもゆっくりで「スロー」です。
2.再生能力
ウーパールーパーは、手足はもちろん、「心臓」や「脳」の再生ができる、とても珍しい能力をもっています。
3.リューシスティック
ウーパールーパーの中で1番人気の種類です。白い体に黒い目が特徴で、ペットショップでも一番よく見かけます。
4.ブラック
ペットショップでもなかなかお目にかからなく、入手困難な種類です。カッコイイ黒い体が特徴です。
5.ゴールデン
とても綺麗なゴールドの体が特徴の種類です。ウーパールーパーの中でも一番綺麗と言われております。
6.マーブル
最も野生色に近い種類のウーパールーパーです。緑色と黒色の斑点が特徴で、迷彩のような模様になる種類も多いようです。
ウーパールーパーの平均寿命
1.平均寿命
ウーパールーパーの平均寿命は、飼育されているウーパールーパーで「5年~8年」と言われていますが、自然の中で生きているウーパールーパーは「20年」程ととても長生きな生き物です。
2.オスとメスの違い
オスとメスの平均寿命の違いは、一般的には同じです。
ウーパールーパーの寿命が短い場合の3つの原因
1.急激な水温や水質の変化
水替えによる水温の変化や、水質の変化などの急激な変化はウーパールーパーにとってかなりのストレスになります。水替えの際は、「温度調整」が必要です。
2.病気
先ほどご紹介しました病気の他に、「水槽の中の砂利を飲み込む」という病気もあります。こういったケースは少ないですが誤って砂利を飲み込んでしまって詰まってしまい、死に至ることがあります。
3.餌の与えすぎ、または餌が足りていない
ウーパールーパーの「消化器官はあまり強くない」為、餌を与えすぎてしまうと、下痢をしてしまう場合があります。また、逆に餌が足りていないと共食いをしてしまいますので「2匹以上飼育する場合」は注意が必要です。
寿命が長い・短いウーパールーパーの決定的な2つの違い
1.水槽の掃除
水槽の中にフィルターをつけていても、水槽のお手入れは定期的にします。
2.餌
ウーパールーパーは両生類ですから、餌を与えれば与える程食べてしまいます。食べ過ぎは、肥満の原因になり、胃にも負担がかかってしまいます。餌の量は飼い主さんがセーブしてあげてください。
ウーパールーパーの選び方の3つのポイント
1.浮いていないか
浮いているウーパールーパーは、病気の可能性があります。
2.手足はちゃんとあるか
共食いなどで手足の一部がなくなっていないか確認しましょう。ウーパールーパーは、再生能力をもっていますが、共食いによって菌が入ってしまっている可能性があります。
3.エラは綺麗か
エラに「白い綿」のようなものはついていないか確認しましょう。白いものがついていると、病気の可能性があります。
健康寿命を延ばす食事の2つのポイント
1.餌の量
ウーパールーパーは、食べた餌をゆっくり時間かけて消化します。そのため、毎日の餌やりの必要はありません。子供にウーパールーパーは毎日あげる必要ありますが、大人とウーパールーパーは「1週間に2回」が目安です。
ウーパールーパーによって、食べる量も異なりますので、様子を見ながら「食べきれる分だけ」をあげましょう。また、「2時間~3時間」たっても餌が余っている場合は、ビンセットなどで餌を取り除いてください。
2.栄養
ウーパールーパーは肉食なので、「水生昆虫」や「魚類」などの生物を好んで食べます。一般的には、市販のフードを与えますが、栄養を考えて、「赤虫」や「イトミミズ」などを与えるとよいでしょう。
ウーパールーパーの健康寿命を延ばす為にできる4つの予防ポイント
1.水槽は清潔を保つ
餌やフンなどで水槽が汚れてしまいますので、小まめに水槽の掃除をしましょう。水を取り替える目安は最低でも1週間に1度です。
また、全量の水替えではなく、「少しずつ水替えをする」事がポイントです。
2.水温
ウーパールーパーの水の適温は「15℃~20℃」です。ウーパールーパーは寒さには強い生き物ですが、暑さにはとても弱く、「28℃」を超えると、危険です。
特に夏は、水温の上昇に注意しましょう。
3.飼い方
ウーパールーパーは、基本的には水槽の中で飼育します。ウーパールーパーは、大人になると25cmを超えるので、「45cm」くらいの水槽が適正です。
4.おすすめグッズ
ウーパールーパーを飼育する上では、水温調節が難しいところです。そこで、「専用の水槽クーラー」がおすすめです。「冷えすぎ防止」や、「水温設定」昨日がついているものもあります。
通販やペットショップで販売されていますが、お値段が少し高価になってしまいますので、余裕のある方は是非試してみてはいかがでしょうか。
今回のまとめ
ウーパールーパーの紹介
ウーパールーパーの4つの種類とは
ウーパールーパーの平均寿命とは
ウーパールーパーの寿命が短い場合の3つの原因
寿命が長い・短いウーパールーパーの決定的な2つの違い
ウーパールーパーの選び方の3つのポイント
健康寿命を延ばす食事の2つのポイント
ウーパールーパーの健康寿命を延ばす為にできる4つの予防ポイント