柴犬は、日本古来から山岳地帯で活躍していた、小型の土着犬です。友達の家で飼われている柴犬を見て、自分も家で柴犬を飼いたいと思った人はいるのではないでしょうか。
今回の記事では、柴犬の特徴を紹介していきます。
柴犬とは
1.原産地
原産地は日本です。昭和9年に、「日本犬標準」が制定されました。「日本標準犬」は日本犬をサイズ別に大型・中型・小型と分類するもので、小型にあたるのが柴犬です。日本犬にもとても厳密な規格があるんですね。
2.平均体高・平均体重
柴犬の成犬はオスとメスで差があり、オスのほうが少し大きめになっています。
柴犬オス
- 平均体高:38〜41cm
- 平均体重:9〜11kg
柴犬メス
- 平均体高:35〜38cm
- 平均体重:7〜9kg
150cmの女性との比較
3.日本で飼育されている数・名前のルーツ
柴犬の犬種名は、刈り取った柴の色に被毛の色が似ていることから柴犬と呼ばれたという説や、柴の中を巧みにくぐり、獲物を追ったことに由来するとの説、シバとは「小さいもの」を意味する言葉で後に柴の文字をあてたなど諸説あります。
日本で飼育されている頭数は、10553匹いて、JKCに登録されている順位では5位と、上位にランクインしています。日本犬の中でも人気があることが分かりますね。
4.歴史
猟犬としての柴犬は日本のほとんどの地域に分布していましたが、交通の不便な山岳地方で長く純性を保っていました。新潟、山梨、長野、岐阜、島根など地方ごとに異なる性質を持つ個体としても知られていました。
昔から、柴犬は長い歴史を持っている日本が誇りに思う犬種ですね。
5.飼いやすさの目安
柴犬の飼いやすさの目安を紹介します。
社会性・協調性がある | ★★☆☆☆2 |
健康管理がしやすい | ★★★★★5 |
初心者向き | ★★★★☆4 |
噛み癖がつきにくい | ★★☆☆☆2 |
訓練されるのが好き | ★★★☆☆3 |
物覚えがいい | ★★★☆☆3 |
柴犬の5つの毛色
柴犬の毛色は下記の5色に分類されます。
- 赤
- 黒
- 胡麻
- 赤胡麻
- 黒胡麻
赤と黒が胡麻状に混ざった毛色が「胡麻(ゴマ)」で珍しい柴犬です。
ちなみに「胡麻」の中でも、赤が強いと「赤胡麻(アカゴマ)」、黒が強いと「黒胡麻(クロゴマ)」と呼ばれます。
「黒シバ」や「胡麻シバ」は希少な色であることから、「赤」に比べて人気が高く、また値段も高額で取引されます。
白柴(シロシバ)もいる?
じつは他に白い柴犬も生まれるのですが、白い毛色は柴犬の犬種の定義から外れており血統書が発行されません。
そのためこの5色が柴犬の正式な毛色となっています。
柴犬の魅力とは
1.病気になりにくい
柴犬は日本犬なので日本の気候に適しています。病気になりにくいのは魅力のひとつです。
2.忠誠心が高い
柴犬の魅力のひとつとして、忠誠心の高さがあります。飼い主以外には懐きにくいので番犬としても優秀な犬種です。
3.良きパートナー
日本古来の天然記念種の柴犬は日本人に合っている犬種と言えるでしょう。良きパートナーとして癒しを与えてくれるのは柴犬の魅力といえます。