大きな立ち耳で愛嬌のある顔と小柄な体が特徴のフレンチブルドッグはとても可愛いですよね。友達の家や散歩をしているフレンチブルドッグを見て、自分も家でフレンチブルドッグを飼いたいと思った人はいるのではないでしょうか。
今回の記事では、フレンチブルドッグの特徴を紹介していきます。
フレンチブルドッグとは
1.フレンチブルドックの原産地
フレンチブルドッグは筋肉隆々で引き締った体のブルドッグの仲間ですが、ブルドッグの故郷・イギリスではなく「フランス」が原産地です。
2.平均体高・平均体重
元のブルドッグと比べると、フレンチブルドッグの体高は、オス・メス共に平均28~33cmです。
平均体重は約13kgと中型犬の中では比較的小柄な犬種となっています。
3. 簡潔な歴史・名前のルーツ
フレンチブルドッグは、19世紀イギリスで闘犬として闘っていたブルドッグがルーツ。
ブルドッグの闘犬が法律で規制となると、職を失ったレース職人たちがその中の体重11㎏以下の小型ブルドッグを連れてフランスに移住したといわれています。
ブルドッグの闘犬としての荒い性格では家庭犬には向かないため、小型の「パグ」や「テリア」との交配が行われ「ブルドッグ・フランセ(フレンチ・ブルドッグ)」と名付けられました。
イギリスではコウモリのような大きな立ち耳の「バッド・イア(こうもり・耳)」が不評でしたが、フランスの女性には好評で、19世紀後半には上流階級家庭で飼育されるほど大人気となりました。
この頃にフランスに来訪していたアメリカ人がフレンチブルドッグを気に入って持ち帰り繁殖が行われました。
フレンチブルドッグの耳の形論争が盛んとなり、そのころにアメリカン・ドッグが設立され、1898年にフレンチブルドッグのショーが開催されるとアメリカ中にブームが起こりました。
1913年にはショードッグとなり、フランス同様にアメリカでも上流階級家庭で飼育がされるようになったのです。
日本には大正時代に紹介されると昭和初期にかけて人気となりました。
その後2000年代に入ってから再び人気犬種として飼育するオーナーさんが増えています。
4.日本で飼育されている数
日本で飼育されているフレンチブルドッグの数ですが、血統書を発行しているジャパンケネルクラブの2018年の犬種別犬籍登録頭数を調べてみると9,905頭です。
犬全体の登録数が292,906頭なので、フレンチブルドッグの割合は約3%で犬種別でも8番目に人気があり、日本でもファンの多い犬種といえるでしょう。
5.飼いやすさの目安
フレンチブルドックの飼いやすさの目安を紹介します。
社会性・協調性がある | ★★★★☆4 |
健康管理がしやすい | ★★☆☆☆2 |
初心者向き | ★★★☆☆3 |
噛み癖がつきにくい | ★★★★☆4 |
訓練されるのが好き | ★★★☆☆3 |
物覚えがいい | ★★★☆☆3 |
種類の違い・・フレンチブルドッグの2つのタイプ
フレンチブルドッグには、当初コウモリのような大きな立ち耳の「バッド・イア(こうもり・耳)」と、パグやブルドッグに見られる耳が後方に巻き込まれた「ローズイヤー」があり、アメリカでも論争になったほどです。
しかし、アメリカン・ドッグがアメリカで設立されてからは、正式なフレンチブルドッグは「バッド・イア(こうもり・耳)」である、となっていきました。
そのため現在のフレンチブルドッグは「バッド・イア(こうもり・耳)」が主流となっています。
フレンチブルドッグの魅力とは
フレンチブルドッグを家族に迎えれば、愛嬌のある顔つきや愛らしい行動は見ているだけで毎日楽しく、疲れやイライラも癒されていきます。
フレンチブルドッグという小さな子供、そしてパートナーとの生活は、これまで以上に発見があり、潤いのあるものになることでしょう。
ご自身に合った子を見つけられると良いですね。