この犬と暮らしたい!急な病気で出費!!そんな時のペットローン

寝そべったパグ
ペットショップで出会ってひと目で気に入ってしまったあのワンちゃん。
どうしても一緒に連れて帰りたい、でも手持ちがない……。そんな時にはペットローンを活用するのもひとつの選択肢です。



この犬と暮らしたい!でも手持ちが、そんな時のペットローン

■犬が飼いたい!

ペットショップやペットコーナーで可愛い仔犬と目が合ってしまった!
犬好きの方ならわかっていただけると思いますが「これは運命の出会いだ!」と感じてしまうことがあります。
この子を飼いたい、連れて帰りたい、でも……仔犬の価格ってかなり高額です。
それが人気犬種で、しかも一番可愛い盛りの月齢ならなおさらです。
そんな時のために「ペットローン」というものがあるのを知っていますか。
ペットローンは購入費だけではなくいざというときの治療費にも使うことができます。

■ペットローンとは

Japanese Chin in stuudio


ペットを購入するときやペットの治療費、トリミングなどに使うことのできる目的型のローンです。
ペットショップ店頭で取り扱っているものや銀行系のローンがあります。それぞれメリットとデメリットがあります。ペットローン以外のペットの購入時に使えるローンについても見ていきます。

○ペットローンの種類

1. ペットショップのローン

ペットショップの店頭で手続きができるローンです。
家電などを買うときに利用するショッピングローンと同じだと考えてください。
独自に扱っているのでショップも利用をすすめてきます。
「ショップ独自」といってもローン契約自体は信販会社と結ぶことになります。

2. 銀行のペットローン

銀行系のペットローンは、カーローンや学資ローンと同様、使う目的が決まっているローンです。
基本的には購入代金分だけを借りることになるので、購入したいワンちゃんが決まってから購入代金の見積もりを持って申し込むことになります。
しかし、今は限度額内で希望金額を融資してくれるものがあります。
直接業者に代金が支払われるタイプと現金で融資してくれるタイプがあります。

3. 使途フリーローン

・消費者金融のローンとカードキャッシング

街中のATMなどで現金を借りることができるローンです。
ネットからも簡単に申し込みができ、最短でその日の内に現金が手元にやってきます
個人経営のペットショップなど現金購入しか扱っていないときに活用できます。

・クレジットカード

ペットショップでも各種クレジットカードで支払えるところが増えました。
大手チェーンであれば大抵VISA、MASTERS、JCBが使用できます。
事前にクレジット会社の審査を通ってカードを入手している必要があります。

■ペットローンのメリットとデメリット

寝そべるゴールデンレトリバー
それぞれのメリットとデメリットを見ていきます。

ローンの種類 メリット デメリット 主な取扱会社
ペットショップのローン ・店頭で手続きできる
・クレジットカードがなくてもOK
・一定の回数なら無金利のサービスもある
・特典がつくことがある
・定期の餌購入やトリミングとセットにすると、おトクになる場合がある
 
・取り扱っているショップが少ない
・審査に時間がかかる(すぐに連れて帰れない)
・審査基準がやや高い
・金利の他に手数料がかかる
 
オリエントコーポレーション
銀行のペットローン ・金利が安い
・治療費やトリミングの支払にも使えるペットオーナー専門のカードを発行しくれる銀行もある
・借入金額が高額でなければ低金利のメリットはない
・審査が厳しい
・時間がかかる
・取扱銀行が少ない
・見積書が必要なときあがる
スルガ銀行
イオン銀行
 
消費者金融のローン
カードキャッシング
・ネットやATMで手軽に申し込める
・審査がゆるい
・早ければ即日現金(すぐにペットを購入できる)
 
・金利が高い アコム
プロミス
モビット
 
クレジジットカード ・取扱店が多い
・手続きが簡単
・ポイント還元がある
・事前にクレジットカードの審査がある
・金利が高い
・手数料が加算される
・リボ払いの危険性
VISA
MASTERS
JCB
アメリカンエキスプレス

※契約前に、万が一、ローン期間中にペットが死んでしまったときの保障がどうなっているかを確認してください。
ペットをすぐにでも連れて帰りたい人はキャシングローンやクレジットカード。
ペットの購入代金が高額(50万円〜100万円以上する子もざらにいます)で金利を抑えたい人は銀行のペットローンを活用するといいでしょう。



■まとめ

相手は生きものです、ご利用はより計画的に考えましょう。
「生きものをローンで買うなんて」「分割払いにしないと飼えないなら資格がない」という意見もあります。
確かに、犬を飼うということは“命を預かって最後まで面倒を見る”ことです。
その覚悟が持てない人は犬を飼うべきではありません。
○ペットを飼うのは趣味です
でもペットを飼うことは生産性を求めるものではありません。
あくまでも「趣味」です(盲導犬や警察犬はペットではありません。彼らは働くことで対価をもらっている労働者です)。
「趣味」としてやりたいこと、欲しいものがあるけど手元にまとまったお金がない場合、クレジットカードで支払って必要な物を手に入れ、やりたいことに取り組みはじめ、代金を分割して支払っているとしてもそれを責める人はいないと思います(諸々無計画な場合は別ですよ)。
あなたが犬が大好きで、現在ワンちゃんを飼うことのできる環境にあり、飼ってみたい!と思っているならペットショップに足を運んでみましょう。
そこで目と目が合って、フィーリングが通じ合ったならローンを組んででも一緒に暮らし始めてみるのは、犬にとってもあなたにとってもいいことです。
○返済計画にはペットにかかる日々のお金もプラスして
もちろん、一時の感情で購入を決めてはいけません。
家族が増えれば食費も増えます。
医療費は馬鹿になりません。
トリミングをプロに頼みたいならその分の費用もかかります。
旅行や出張に行くときはペットホテルに預けなくてはいけないし、一緒に連れて行けば犬の分の宿泊費もかかります。
「今これこれの収入があるから、犬の代金を24回ローンにして月々の支払が○万円なら問題ない」では無計画です。
○万円に月々ペットにかかる費用○万円がプラスされます。
飼育費用は犬種によっても違いますので、購入時にペットショップに年間でどの位かかるのか相談してください。
犬と暮らすなんてお金を借りてまでやることかな、と聞かれたら「答えはYes」です。
犬は金銭に換えられない価値がある日々を与えてくれます。
ただし、それがあてはまるのは、もし収入が減ることがあっても、他のやりたいことを切り詰めて犬との暮らしに最後まで責任持つことができる人に対してだけです。