胴長短足でちょこちょこ動く姿が可愛いダックスフンドを見て、自分も家でミニチュアダックスフンドを飼いたいと思った人はいるのではないでしょうか。
今回の記事では、ミニチュアダックスフンドの特徴を紹介していきます。
ミニチュアダックスフンドとは
1. ミニチュア・ダックスフンドの原産地
ミニチュア・ダックスフンドの原産地は「ドイツ」です。
2.ミニチュア・ダックスフンドの平均体高・平均体重
ミニチュア・ダックスフンドの平均体高は、オス、メス共に21~24cmです。
平均体重は、オス、メス共に4~6kgの小型犬です。
ダックスフンドは、生後15カ月を経過した時点で測定した胸囲で種類分けされており、ミニチュア・ダックスフンドは胸囲30~35cmです。
ちなみに、これより小さなダックスフンドは「カニンヘンダックスフンド」になります。
3. ミニチュア・ダックスフンドの簡潔な歴史
ダックスフンドは「背が低い犬」「穴を掘る犬」などと呼ばれ、地中の穴に入り込み獲物を捕らえる狩猟犬として活躍していました。
19世紀頃になって、より狭い巣穴に入れるようにミニチュア化(小型化)された犬種がミニチュア・ダックスフンドです。スタンダードの「ダックスフンド」を小型化した犬種になります。
4. ミニチュア・ダックスフンドの名前のルーツ
ダックスフンドの名前のルーツは、ドイツ語の「dachs(アナグマ)」と「hund(犬)」が語源になっているといわれています。
ちなみにミニチュア・ダックスフンドフンドは英語で「Miniature Dachshund」と書きます。
5.日本で飼育されている数
日本で飼育されているミニチュア・ダックスフンドの飼育数ですが、血統書を発行しているジャパンケネルクラブの2017年の犬種別犬籍登録頭数を調べてみると19,345頭です。
犬全体の登録数が292,906頭ですから、全ての犬種に占めるミニチュア・ダックスフンドの割合は約6.5%にあたります。ダックスフンドの中では1番人気、全体でみても3番目と、日本では大人気の犬種です。
6.飼いやすさの目安
ミニチュア・ダックスフンドの飼いやすさの目安を紹介します。
社会性・協調性がある | ★★★☆☆3 |
健康管理がしやすい | ★★★★ 4 |
初心者向き | ★★★★★ 5 |
噛み癖がつきにくい | ★★★★ 4 |
訓練されるのが好き | ★★★☆ 3 |
物覚えがいい | ★★★☆ 3 |
ミニチュア・ダックスフンドの3つのタイプ
ミニチュア・ダックスフンドは毛質によって以下の3タイプに分かれます。狩猟犬としての目的や地域によって使い分けられてきました。
また、毛質によって性格にも違いがあるといわれています。
1. スムースヘアード・ミニチュア・ダックスフンド
スムースヘアードタイプのミニチュア・ダックスフンドは、狭い巣穴でもスムースに進めるように、短毛で硬く滑らかな毛質で光沢があります。被毛の手入れが楽で飼いやすいタイプです。性格は明るいですが、少し気が強い面もあります。
毛色は単色では、レッド、レディッシュ・イエロー、イエロー(クリーム)があります。
2色ではブラックまたはブラウン&タン、混色ではダップル(大理石模様)、タイガーブリンドル(虎縞模様)、ブリンドル(縞模様)などがあります。
2. ロングヘアード・ミニチュア・ダックスフンド
ロングヘアードタイプのミニチュア・ダックスフンドは、アナグマの爪から身を守るためのツヤのある長い毛が特徴です。とてもゴージャスな雰囲気を持ち、性格も温厚で、甘えん坊ですが神経質な傾向です。
毛色はスムースヘアードタイプと同じです。
3. ワイヤーヘアード・ミニチュア・ダックスフンド
ワイヤーヘアードタイプのミニチュア・ダックスフンドは、水に強く少しカールした毛は粗くて硬いです。テリア系の血筋を引いているので、活発で頑固な性格をしています。
毛色はスムース、ロングと同様の色の他に、ワイルドボア(イノシシ色)、または枯葉色の単色も認められています。
ペットにする喜び、ミニチュア・ダックスフンドを飼う魅力とは
1. 愛情深くて明るい
ミニチュア・ダックスフンドと一緒に過ごすと、明るくて楽しい気持ちになれます。また、愛情深く家族に寄り添う良きパートナーになります。
2.表情豊か
ミニチュア・ダックスフンドは、嬉しいときには楽しそうな表情をし、甘えたいときには上目遣いをしたり甘えた声を出してきます。表情が豊かなところがとても可愛いくて魅力的です。