花粉が多く飛散する時期は、花粉症を発症する人が多いですが飼い犬もくしゃみを繰り返していると花粉症でないかと思うことはないでしょうか。
今回の記事では、犬の花粉症の原因や症状、犬が花粉症を発症した時の対処法などについて紹介していきます。
犬の花粉症の症状とは
1. 皮膚症状
犬の花粉症の症状は、皮膚症状を発症するのが主な症状といわれています。
症状としては目・鼻周りや耳、脇や背中など体全体を痒がる、掻くことで皮膚が赤くなるや膿んでしまうなどの皮膚症状が見られることがあります。
2.主な発症期間は5〜8月
犬の花粉症は、原因となる花粉が多く飛散する5~8月の期間に発症するといわれています。
犬も人間と同じようにくしゃみなど呼吸器症状として花粉症が出ることがあるようですが、全体の約15.2%程度と花粉症で人間と同じ症状が出ることは少ないそうです。
犬の花粉症の原因とは
1. イネ科植物であるブタクサなど
犬が花粉症の症状を発症する原因となっているものは、イネ科植物であるブタクサなどが原因となっていることが多いようです。
犬が花粉症を発症する時期の多くが、ブタクサなどの花粉が多く飛散する5~8月であるためといわれています。
犬の花粉症の場合への6つの対処法
1. 空気清浄機
犬が生活している空間に、花粉が飛散していると飼い犬が花粉症であれば良くありません。空気洗浄機で生活している空間の花粉を除去することで、犬の花粉症の症状に対処できます。
2. お風呂
花粉症によるアレルギーで皮膚に炎症を起こすと、痒みが起きるので水のお風呂などで炎症を冷やし痒みを和らげることができます。
またお風呂に入ることで、体についた花粉を流し落とすことができることでも効果があります。
3. 全身を拭く
散歩などすると、飼い犬の全身に花粉が付いてしまいます。外出後などは、飼い犬の全身の毛や足などをしっかりと拭いて花粉を拭き取りましょう。
4. 毛のカット
毛が長いとその分、飼い犬の体に花粉が多く付着してしまいます。毛は短くカットすることで、飼い犬の毛に付いてくる花粉の量を減らし花粉症対策しましょう。
5. 服
外出時などは、花粉が多く飛散しているので飼い犬の体に多くの花粉が直接付いてしまいます。外出時は、服を着せることで花粉が飼い犬の体に直接付着するのを防ぐことができます。
6. 寝具などの清潔
飼い犬が使用するベッドやブランケットなどに、花粉が付いていると花粉症につながり良くありません。飼い犬の使用するベッドなどは洗って花粉を取り除きましょう。
犬の花粉症への2つの検査方法
1. 動物病院の獣医師による診察
2. アレルギー血液検査
花粉症を検査するアレルギー検査の費用は、動物病院などにより違いがありますが一般的には2~5万円といろいろあるようです。
アメリカに血液を送って検査する方法もあり、期間は2週間程度かかりますが費用は安くできる場合もあるようです。
犬の花粉症への2つの治療方法
1. 薬物治療
薬物治療では、ステロイド剤が多く使われています。
ステロイド剤は、副作用として長期間の使用は自分の体でステロイドを作らなくなってしまうので、症状が発症する花粉症の時期だけ使用するという考えのもと治療では主に使われています。
2. 減感作療法
花粉症の原因となる抗原を、微量ずつ時間をかけて与えることで飼い犬の体でアレルギーが起きにくい体質に変えていく治療法です。
ただし、治療は長期間になるので獣医師と相談しながら治療を進める必要があります。
飼い犬を診てくれるかかりつけの動物病院にて、花粉症について獣医に診察してもらい症状にあった適切な治療をしてもらうようにしましょう。
犬の花粉症へ日常からできる2つの予防ポイント
1. 散歩は飛散の多い時間を避ける
犬は健康的な生活を送るためにも散歩が必要なので、花粉症の原因となる花粉を体に絶対に付着しないようにすることは不可能です。
散歩する時は、早朝の散歩は避けるようにしましょう。
早朝の時間は、多くの花粉が飛散しているので大量の花粉に触れることによって、飼い犬が花粉症を発症してしまう可能性があります。
犬を散歩に連れて行く時は、花粉が多く飛散する早朝の時間を避けて10時以降に連れて行くようにしましょう。
2.服を着せてあげる
散歩の際は、飼い犬に服を着せて花粉が直接体に付着しないようにしましょう。
飼い犬に着させる服は、毛糸など花粉が絡みつくものでなく、ツルツルした素材のものであれば花粉もあまり服に付着しないのでおすすめです。
3.散歩後は身体を拭く
散歩など花粉が多く付着して戻ってきた時は、全身や手足などをウエットティッシュなどで拭いてあげて花粉を落としてあげることも飼い犬の花粉症の予防になります。
犬の花粉症の原因となるブタクサなどの雑草の花粉が飛散する距離は、数百メートルのものが多いようなので、散歩の時に飼い犬が草むらに近寄らないようにすることでも予防効果があります。
4.こまめなシャンプー
こまめにシャンプーをしてあげましょう。体についた花粉をシャンプーやお風呂などで、洗い流すことは飼い犬の花粉症の発症を予防することにつながります。
5.空気清浄機の活用
また、部屋の換気も犬が花粉症を発症する時期は窓や扉をあまり開けないようにすることで花粉が部屋に侵入するのを少しでも防ぐことにつながり花粉症の予防になります。
部屋に、花粉除去機能付き空気洗浄機を設置して起動しておくことでも、部屋の中の花粉を除去できるので飼い犬の花粉症の予防に効果があります。
今回のまとめ
犬の花粉症の代表的な症状は、皮膚症状などがあります。
犬の花粉症の花粉症の代表的な原因は、イネ科植物であるブタクサなどが考えられます。
犬が花粉症の場合の対処法は、空気清浄機、お風呂、全身を拭く、毛のカット、服、寝具などの清潔などがあります。
犬の花粉症への検査方法は、動物病院獣医師による診察、アレルギー血液検査などがあります。
犬の花粉症への治療方法は、薬物治療、減感作療法などがあります。
犬の花粉症へ日常からできる予防ポイントは、運動習慣、生活習慣などがあります。