犬の下痢の6大原因!症状・対処・治療方法とは

治療を受ける犬

犬が体調を壊したときによくみられる症状が下痢。下痢が起こる理由は様々で、必ずしもすぐに病院へというものでもありませんが、それだけに、どう対応していいものか悩みますよね。

そんな犬の下痢の原因や症状、対処法などをお伝えします。



犬の下痢の6大原因!症状・対処・治療方法とは

犬が下痢かどうかの2つのチェック項目

1.堅さ

つまんだ時に、形が崩れないかどうかチェックしましょう。

2.匂い

酸っぱい臭いがする場合は、脂肪や炭水化物が小腸で消化しきれていません。

犬の下痢の3つの代表的症状

1.便がやわらかく水っぽい

食べ物を消化したり吸収したりする小腸に異常があって起こる小腸性下痢の特徴です。1回の便の量は多いのでトイレの回数はあまり増えません。

2.便の中に血が混じっている

大腸で出血しているときには、便に血が混じることがあります。小腸の出血の場合は体外に出るまでに時間がかかるので、血便というよりも便の色が黒っぽくなります。

3.トイレの回数が増える

これは大腸の水分吸収に異常が出たときにおこる大腸性下痢の特徴です。1回の便の量自体は少ないのですが、何度もトイレをするようになります。

粘液が混ざっていること多く、粘り気がある便になります。

犬の下痢の6大原因とは

1.牛乳

犬には、牛乳に含まれているタクトースと呼ばれる乳糖を分解するラクターゼが成長と共に少なくなるために乳糖をうまく消化できなくなり下痢を引き起こします。

2.食べ物

犬の下痢で一番多い原因が食べ物。散歩の途中で落ちているものを食べる拾い食いはもってのほかですが、餌をいきなり変えたり、消化に悪い食べ物を与えすぎると下痢になります。

3.寄生虫

回虫症、鞭虫症、鉤虫症など様々な寄生虫感染によって下痢を引き起こします。

4.ウイルス

犬パルボウイルス感染症、犬ジステンパーウイルス感染症などのウイルス感染、ほかにもサルモネラ菌や大腸菌などの細菌感染も下痢を引き起こす原因になります。

5.腫瘍・腸炎や膵炎

胃や腸の腫瘍だけでなく、好酸球性腸炎や悪性リンパ腫なども原因になります。

6.ストレス

引っ越しなどの環境の変化が犬にストレスを与えた場合に体調を崩し下痢になる事があります。また人間よりも床に体が近いので、お腹が冷えて下痢を起こす場合もあります。

Vtrinaire et chien

犬の下痢への3つの対処方法

1.病院へ連れていく

2日以上、下痢が続く場合は必ず病院へ連れていきましょう。最適な治療を行うためにも、何の理由で下痢になっているのかを知ることが大切です。病院で検査をして原因を特定しましょう。

2.水分補給をする

脱水症状に陥らないためにも下痢で出してしまった水分をしっかりと補給してあげましょう。

どうしても水を飲まないときにはポカリスエットを2倍以上に薄めたぬるま湯でも構いませんが、普段与えないものよりも水を入れ替える頻度を上げて水を新鮮な状態を保つほうが最善です。

3.様子を見る

たとえば、嘔吐や発熱など下痢以外の症状が見られないときには、一時的な下痢の場合があります。水分補給はしっかりと取ったまま、固形食を1回抜いて排泄物をチェックしましょう。

犬の下痢が続く場合にすべき3つの検査方法

1.糞便検査

主に消化吸収の状態、寄生虫や細菌がいるかどうかがわかります。費用は、1500円ほどです。

2.尿検査

腎臓や肝臓、胆嚢などが正常に働いているかどうか調べることができます。こちらの費用も1500円ほどです。

3.血液検査

感染症や、貧血、白血球の量や脱水症状、さらにはリンパ液の量でストレスがかかっているかどうかも調べることができます。費用は5600円ほどです。

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犬の下痢が続く場合にすべき3つの治療方法

1.駆虫薬を飲ませる

下痢の原因が寄生虫だった時には、それに合った駆虫薬を飲ませます。中には1回で駆虫できないこともあるので、定期的に検査をし、再投与の可能性もあります。

2.点滴や抗生剤を打つ

ウイルス感染の犬パルボウイルス感染症や犬ジステンパーウイルス感染症の場合に有効な薬がないため、脱水症状を防ぐために点滴をするなど、症状を軽減させるための支持療法がメインになります。

3.抗がん剤を投与する

腫瘍が原因の場合には、基本的に化学療法を行いますが、場合によっては外科手術を行う可能性もあります。腫瘍などの場合は、下痢だけでなく嘔吐なども同時に見られます。

犬の下痢への5つの予防ポイントとは

1.牛乳やチーズなどの乳製品を与えない

下痢の原因となるようなものを理解して、与えないようにしましょう。

2.ワクチンをきちんと打つ

犬パルボウイルス感染症や犬ジステンパーウイルス感染症は病気にかかってしまうと有効な治療法がありません。

しかしそういったウイルス感染症に有効なワクチンはあるので事前に接種して、病気を予防しましょう。

3.拾い食いをさせない

散歩中に勝手に落ちているもの食べないようにしつけをしておきましょう

4.定期的にノミや寄生虫の駆除薬を投与する

ノミが原因で瓜実条虫症などの下痢を引き起こすことがありますので、薬の効果期間をチェックして定期的に投与するようにしましょう。

5.ストレスをためさせない

スキンシップの時間を多くとるなど、ストレスなく犬がリラックスできる環境づくりを目指しましょう。



今回のまとめ

犬の便の硬さやにおいなどで下痢かどうかチェックしましょう。

下痢になるとトイレの回数が増えたり、便が柔らかく水っぽくなります。

下痢の原因は様々で、消化しにくい牛乳を与えた、拾い食いをした、寄生虫やウイルス、腫瘍、ストレスなどがあります。

犬が下痢になった時には、まず水分補給をしっかりと行い、様子を見るか病院に連れていきましょう。

下痢の時には、糞便検査や尿検査、血液検査が行われます。

薬や点滴、抗がん剤など原因に合った治療方法で治療しましょう。

犬の下痢を予防するには、普段からワクチンやノミの薬をきちんと投与し、消化不良を起こしやすいものを与えないようにしましょう。

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