愛玩犬に必須の特質をあげるなら、まず、小さいことがあげられます。多くのチワワは「抱き犬」「膝犬」「袖犬」などと称され、世界中に多くの愛好家をもっています。
今回はそんなチワワの性格の特徴や、オス・メスの違い、飼育のコツについてお伝えします。
チワワとは
それではまずチワワについて、詳しくご紹介します。
1. 原産地
チワワはメキシコ原産の純犬種ですが、その起源がはっきりと分かっていない犬です。チワワの起源は様々な説がありますが、特にチワワの起源として2つの説があります。
1つは、9世紀にメキシコを支配していたトルテック族に飼われていた「テチチ」が、チワワの祖先犬という説です。
もう1つの説は、中国にいた犬をスペイン人が新大陸へ持ち出し、大陸にいた小型犬と交配して現在のチワワになったという説です。
2. 名前の由来
名前の由来も原産と同じく2つの由来があり、メキシコを支配していたトルテック族に飼われていた「テチチ」が由来とされている説と、1850年にアメリカ人がメキシコの「チワワ市」から基礎犬を持ち帰ったことに由来している説があります。
3. 平均体高/平均体重
オスとメスでほとんど身体の大きさが変わらないのがチワワの特徴です。
ジャパンケネルクラブでは、体高は、27~33cmです。平均体重は1~2kgとかなり小さいのが特徴です。※体高とは犬の肩までmの高さです。
- 平均体高:27〜33cm
- 平均体重:1〜2kg
150cmの女性との比較
4. 日本で飼育されている数
日本で飼育されているチワワの数ですが、血統書を発行しているジャパンケネルクラブの2016年の犬種別犬籍登録頭数を調べてみると50,405頭です。
犬全体の登録数が300,470頭なので、チワワの割合は約16%にも上り、人気はプードルと争う犬種です。
(チワワは日本では二番目に人気の犬種です。)
5.飼いやすさの目安
チワワの飼いやすさの目安を紹介します。
社会性・協調性がある | ★★☆☆☆2 |
健康管理がしやすい | ★★★★☆4 |
初心者向き | ★★★★☆4 |
噛み癖がつきにくい | ★★☆☆☆2 |
訓練されるのが好き | ★★☆☆☆2 |
物覚えがいい | ★★☆☆☆2 |
チワワの2つの特徴
1. 被毛の違い
チワワはロング・コートとスムースコートがあります。
ロングは長毛のチワワで、さらさらな被毛が特徴です。スムースは短毛のチワワで、被毛の表面がつるつるしているように見えるのが特徴です。
2. カラーについて
全ての色や色の組み合わせが認められているので、多くの種類がいることが特徴です。さらに、成犬になるときに毛色が変わることがあることも有名です。
レッド、ホワイト、クリーム、ブラック&タン、フォーン&ホワイト、チョコレート&タンなどの種類があって、色で印象が変わるので、色にこだわる飼い主さんも多いです。
チワワのまとめ
1.チワワはメキシコ原産のとても小さい純犬種で、チワワの起源は様々な説があります。
2.チワワには被毛と色の2つの特徴があり、色の種類が多く成犬になったら変わることもあります。
3.飼い主の育て方によって性格が変わります。見知らぬ人にはなつきにくいですが、他の犬とは仲良くできるのでどんどんコミュニケーションを取らせましょう。
4.用心深く臆病な犬で、オスとメスでの性格の違いはほとんどありません。
5.初めて犬を飼う人や多頭飼いをしたい人にオススメです。
6.褒めることと叱ることがチワワのしつけにおいて最も重要です。
7.チワワを飼育する際はトイレをしっかり覚えさせることと、積極的に散歩に連れて行くようにしましょう。