カピバラを飼う方法解説!グッズ・給餌・注意点とは

座っているカピバラ

のほほんとした容姿で癒し系の動物として人気が高いカピバラ。動物園でしか見ることが出来ないと思われがちですが、実は個人で飼育することも出来るのです。

今回はカピバラを飼う方法、必要なグッズ・しつけ・給餌・注意点を紹介します。






カピバラを飼う方法解説!グッズ・給餌・注意点とは

カピバラの紹介

1. 原産地

南米のアマゾン川流域を中心とした草原や熱帯雨林に生息しています。

2.平均体長・平均体重

平均体長は106~134cm、平均体重はオスが35~64kg、メスが37~66kgとなっています。

3.日本で飼育されている数・名前のルーツ

全国各地の動物園で飼育されています。

南アメリカ先住民の言語であるグアラニー語で「細い草を食べる者」という意味の言葉がスペイン語に転訛して「Capibara」と呼ばれるようになりました。

日本では「Kapiyva」(草原の主)が由来との説が広く知れ渡っていますが、明確な根拠はないようです。

4. 平均寿命

平均寿命は7~12年となっています。

カピバラの4つの特徴

1.伸び続ける前歯

げっ歯類の特徴でもある前歯は一生伸び続けるため、硬い物を噛んで長さを調節しています。

2.硬い体毛

カピバラはタワシのように硬い体毛に覆われています。

3.足の指

カピバラは前足の指が4本、後ろ足の指が3本となっており、指の間には小さな水かきがついています。

4. オスとメスの違い

オスのカピバラには「モリージョ」と呼ばれる卵型の黒い突起物があります。メスにはみられません。

カピバラの性格の特徴

カピバラはとてもおとなしく、穏やかな性格です。他の動物が体の上に乗っても、人間に触られても気にしません。

何があっても動じないのがカピバラの特徴です。

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カピバラの飼育に適している人とは

1.家計に十分な余裕がある

カピバラは購入価格もそうですが、毎月の餌代や飼育するための設備費がかなりかかるので、家計に十分な余裕が必要です。

2.広い土地を持っている

ストレスを与えないため、自由に日光浴をさせるため、水浴びをさせるため、広い土地が必要です。

3.手間ひまをかけることが出来る

前歯が伸びすぎないようにケア、水浴びをさせる、温度管理など、世話をするのがかなり大変です。しっかりと手間をかけてあげられる人が飼育に向いています。

カピバラを飼う場合の初期費用と方法

1. カピバラは国内で繁殖させている所がほとんどないため、購入価格は50~70万ほどとなっています。

2. 専門業者か、特殊なペットショップでのみ購入可能です。

3. 水辺やかじる物の準備、防寒対策、餌代の準備も予めしておかなければなりません。

カピバラの飼育に必要な2つのグッズ

1.かじる物

カピバラは前歯が伸びすぎないよう、硬い木などをかじって歯を削るという習性があります。

飼育する場合は家具などをかじられないよう、かじる物を用意しましょう。ストレス解消にも役立ちます。

2. プールや浴槽

カピバラは体を衛生的に保つため、また毛並みを痛めないためによく水浴びをします。排泄も水中で行うので、プールや浴槽などの水場が必要です。

また、カピバラは寒さが苦手なのでお湯を張るのも効果的です。

カピバラの主な4種類の餌とその食べ方

1. 牧草

2.果物

3.野菜

4. 木の皮

カピバラはこれら植物を餌とし、主に早朝と夕方に食べます。その量は1日で3kgほどです。

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カピバラの慣らし方のポイント

カピバラはとても穏やかな性格なので、慣らすために特別なことをする必要はありません。ただ、しつけは出来ないものと思った方がいいでしょう。

ストレスを与えないようにだけ注意してください。

カピバラの飼育で注意する6つのこと

1.前歯のケア

前歯が伸びすぎないよう、ケアは怠らないようにしてください。

2. 水浴び

元々水辺に生息するカピバラ。衛生面、排泄、そしてストレスを与えないためにも水浴びをさせましょう。

3. 温度管理

寒さが苦手なので冬場は特に気を付けましょう。

4.

1日におよそ3kgもの餌を食べるので、餌の準備を欠かさないようにしましょう。

5. 専門医を見つける

獣医さんの全てがカピバラを診ることが出来るわけではありません。万が一体調を崩してしまった時のため、予めカピバラを診ることが出来る獣医さんを探しておきましょう。

6. ストレスを与えないように

カピバラは温厚な生き物ですが、ストレスを与えすぎて暴れる、といったこともあり得ます。顎の力が強いので万が一噛まれたら大けがをしてしまいます。

過剰なストレスは与えないよう注意しましょう。

カピバラをペットにする魅力とは

のんびりとした性格やのほほんとした表情は、他のペットにはない魅力です。眺めているだけでも癒されます。

そんなカピバラも通常は動物園に行かないと見ることが出来ないので、毎日触れ合うことが出来るというのは大きな魅力でしょう。






今回のまとめ

カピバラの紹介

カピバラの4つの特徴

カピバラの性格の特徴

カピバラの飼育に適している人の2つの特徴

カピバラを飼う場合の初期費用と方法とは

カピバラの飼育に必要な2つのグッズ

カピバラの主な4種類の餌とその食べ方

カピバラの慣らし方のポイント

カピバラの飼育で注意する6つのこと

カピバラをペットにする魅力とは